訪日外国人数
2014年に日本を訪れる外国人観光者の人数が、
1300万人に達しそうです。
すでに10月の時点で1100万人を突破しており、
その統計から推計した人数です。
外国人観光客が増えた要因は、いくつか考えられます。
1つは、昨年から続く円安で、1ドル80円台であったのが
11月時点で約117円まで円相場が下落した影響です。
40%近い円安で、日本で買い物を楽しみたい、
旅行したいと思う外国人は確実に増えています。
また、今年の10月から免税となる品目に、
新たに食品や化粧品が加わりました。
11月には、約3年ぶりに日中首脳会談が開かれたのも、
年末の中国人観光客の増加につながると見込めます。
タイとマレーシアからの旅行者は、
昨年の7月から訪日用の観光ビザが免除されたため、
日本を訪れやすくなったという指摘もあります。
これらの外国人観光客の増加で、
小売業界は恩恵を受けている業種です。
消費税増税により国内の消費が低迷するなかにあって、
外国人観光客のおみやげの購入は、小売業界には福音です。
全国百貨店協会が発表した10月の免税販売額は、
前年同月の2.2倍に昇っているそうです。
関西国際空港では、4月から9月の期間の外国人入国者が
前年同期比で31%増加したそうです。
今後、外国人観光客は2020年の
東京5輪に向けて増えていくのではないでしょうか。
そのような環境にあって、
小売店やホテル、旅館での外国語への対応が
十分でないところが出てきているそうです。
たとえば、旅館を例にしてみましょう。
今後の外国人観光客の増加を予想すると、
1つの旅館で1人でも2人でも良いので、
英会話のできる従業員が必要になってくるのではないでしょうか。
英会話のできる従業員がいる旅館といない旅館では
外国人の宿泊数、ひいては売上に差が出てくることが予想されます。
今は、オンライン英会話(スカイプ英会話)というとても便利な
英会話レッスンツールがあります。
旅館にあるパソコンを通じて、
英会話の研修を従業員に受けてもらうことができるのです。
しかも、通学式の英会話スクールと比較してレッスン料金は、
1/3〜1/4と格安です。
外国人観光客は地方を訪れることも多くなってきました。
地方に行けば行くほど、通学式英会話スクールの数は減ってきます。
そのような地方にこそ、通学無しのオンライン英会話は
利便性を発揮します。
旅館の経営者の方は、外国人への最大のサービス、
おもてなしができるように英会話のできる従業員の育成に
力を入れる時期に来ているのではないでしょうか。